2010年2月25日木曜日

いや,そんなもの薦められても。。。

 インターネット書店大手Amazon,いや今や何でも購入できる巨大ショッピングモールか。ここでアカウントを作成しいろんなものを購入すると,自動的に「おすすめ」として様々な商品を紹介してくれる。これが結構的を得た商品を紹介してくれるんだけど,今回送られてきたメールのこれはないだろーー。せめて手を抜かず立ってなさい!

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話かわってMacな話
 出張に便利なMacBook Air。ちょっとした書類並に薄いので学会などに持っていくとみんなの注目を浴びる事間違いなしです。但しその薄さ故にEthernetポートがないので,インターネット接続可のホテルなどに宿泊する際にはApple USB Ethernetアダプタなるものが必要です。Apple Storeで売ってますが間違って買わないように。付属品で付いてます(間違って買いかけた)。
 我が研究室で活躍しているMacBook Pro。現在2歳。残り2年間は使わないといけないので本日メモリを2GBから4GBに増設しました。これでより一層快適になるはず。。。ですが,バッテリーが死にかけで,電源アダプタを外すと充電100%なのに30分も使えません。もはやノートじゃない。けど今年度の研究費はもう終わりなので,来年度までは我慢。

 さ,昼休憩も終わりだし,仕事に戻ろう。

2010年2月24日水曜日

Wish Listその3


 Wish Listその2で欲しいと言っていたポメラを買ってしまった。上位機種DM20が出たためDM10が実勢価格15,000円位(メーカー希望小売価格27,300円)になったので。使い勝手は。。。うーん,まだそこまで使い倒していないのでわからないけど,ポータブルに持ち運ぶにはとても便利。最近では常に通勤バッグの中で眠っている(起きろ!)。このブログを書くためにポメラのホームページを見ていたら,2010年3月9日にDM5というフレンドリーモデルが発売されるらしい!メーカー希望小売価格が20,790円だから更に安く販売されるのでは!?個人的に好きな色じゃないけど買うなら今だね。

 携帯機器で言えば今話題のiPad。Mac好きの人たちはまだ発売もされていないこの機器についてニヤニヤしながら話す。iPadのページを見れば何が出来るかは一目瞭然。ポメラじゃないけど,常に持ち運ぶことのできる高機能なメモ帳といったところだろうか。でもiPadの英語のページを見てみると事情は異なる。そう,日本語版に無くて英語版にあるもの。それはiBooksというアプリ,そしてiBookstoreがあることだ。いわゆる流行の電子書籍。以前のWIsh Listにも書いたけど,amazonのkindleと競合することになる。個人的にはiPadの売りはこの電子書籍だと思うんだけどなぁ。日本版で実現するかどうかは日本の出版業界との交渉次第といった所か。。。

ということでiPadを一応Wish Listに入れておきたい。買うポイントは「電子書籍が充実するかどうか」かな。iTunes Storeもアメリカのものは映画やテレビ番組が手に入るのに,日本版は残念な感じ。。。

2010年2月16日火曜日

函館出張

 詳細は研究のブログを見てもらうとして,出張で函館に3泊4日で行ってきた。広島から羽田空港へ約1時間,羽田から函館まで約1時間。まさにはるばる来たって感じの北国。夏の北海道は経験済みなのだけど,冬の北海道は初めて。寒い,歩道が凍ってる,海鮮おいしい,チャリ普通に走る。本当はここに行って幕末に思いをはせたかったのだけれど,ここに行っちゃった。えらい違いじゃ。凡人だ,自分。数枚の写真はここからどうぞ。

2010年2月13日土曜日

MoodleMoot Japan 2010 - Hakodate覚え書き

 MoodleMoot Japan 2010が2月13(土曜日)~14日(日曜日)の日程で、公立はこだて未来大学(FUN)にて開催された。函館とは言え、函館市内から車で約30分はかかる場所。キャンパスは雪に埋もれて何だかとっても雪国。建物内は研究室や事務室といった部屋が無く、すべてパーティションで区切られているだけ(一応研究室はガラスの壁で囲まれていたけど)!!上からそして周りからも丸見えなので、片付け下手には辛い職場だなぁ。導入されているコンピュータはMacのみ!Mac好きには垂涎もの!そんなことはともかく覚え書き。Mootとは「未解決の問題を議論する」という意味か。敢えてConferenceではなくMootと名付けている所に、今回は特徴があるかもしれない。

<一日目>
Beginner Moodle Workshop 2
HIdeto HARASHIMA(前橋工業大学)


 前橋工業大学の原島先生が行われた初心者向けのワークショップ。簡単な概略説明の後、実際に原島先生作成のムードルサイト(Harahara Moodle)にログインし、ハンズオン的な形で様々な活動を作成してみる。いろいろな情報を入手することが有益だったが、対象が初級者なのか中級者なのかわかりにくい所があった。実際何度かムードルを触ったことがある程度の僕には物足りず、全くの初心者の人には何が何だかわからなかったらしい。


edutoolsxplanaOCETでは多様なLMS (Learning Management System)の比較ができる。
keytoschoolではフリーでムードルサイトを作成できる。


簡単!楽々eテスティング
Minoru AKIYAMA(株式会社eラーニングサービス)


 予想以上の人数がおしかけ、サーバーの反応が遅く残念だった。いろいろと教育関係者にとって有益なものを提供してくれているらしいのだけど。

→テストのフォーマット=GIFTフォーマットが使いやすい。マクロを使ったエクセルのワークシートの開発など。
https://e-learning.ac/moodle-resources/では教員に限り、ムードル関連のものを無料で提供している。
=大学の教員に無償提供

Utilizing the Moodle GraderReport
Kenlya FRIESEN: Sapporo Gakuin Daigaku

 ムードル付属の「評定」機能についての説明。使ったことが無いので、理解をするのが難しかった。使いこなすことができれば成績管理も楽だし、何より学生自身が自分の評価を常に振り返ることができるのは良いことだと思う。まさにこれこそ社会文化的アプローチ。

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面白いサインのスライド=istockphoto.com、eXe

<二日目>
Game-theory and Activities that Students Can’t Resist
Gordon BATESON
Robert, CUNNINGHAM: Kanazawa Gakuin University


 ゲーム理論に基づいたムードル活動について。QuizPortなどを利用してカスタマイズをし、退屈なものになりがちな活動を面白いものにした。今後のデータの検証等に期待したいが、非常に興味深い発表だった。

Fear No English(実際のデモサイト)
prettyPhoto opensource


KEYNOTE: Moodleを使って授業し続けるために何を帰るべきかー授業者の立場からー
濱岡美郎(広島国際大学)

 moodle関連の本を何冊か出版されている著名な先生による講演。「eラーニングのみで大学は機能しない」という当然の主張から、現在のeラーニングについて以下の3点を指摘した。

1)教員の介入無しには成立しない。
2)LLと似た状況。教員は参加できるかどうか瀬戸際にいる。
3)eラーニングは個々の学習者に対する個別の対応がポイントである。

一般的な話すぎたので、もう少し具体的なことについて知りたかった。

VIRTUAL KEYNOTE: Moodle 2 and some good ways to use it - Moodle 2の新機能
Martin DOUGIAMAS

 おそらく今回のmootで目玉の一つだったはずのmoodleの開発者のひとりであるDougiamas氏のネット経由の講演。。。だったはずだったのだけれど予想通りというか失敗に終わった。何のシステムを使ったのかは分からない。企画者によると、2度のリハーサルでは完璧に動いていたらしいのだけど、これぞまさに“technology”。最終的にはskypeを使った動画無しの講演となった。
 いろいろ新機能はあるのだけれど、その中でもportfolio(flickr, Alfresco, mahara)へのexport機能は興味深い。詳しくはわからなかったけれど、学生がアップロードしたものをSAVEボタンを押すことによってエクスポートできる模様。その他にはcommunity hubs機能とか?


Managing multiple-choice questions efficiently
山内真理(神戸海星女子学院大学)開発者:神谷健一


 Multiple-choice quiz generator (MCG)を用いて簡単に多肢選択問題を作成する。時間がなくて試せなかったけど、無償でソフトウェアを提供してくれるのは有り難い。時間をかけて試してみたい。しかし英語のタイトルで英語の概要だったのに、なぜか発表言語が日本語。。。

http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/mcg/
http://www.maymeng.net/moodle/
https://docs.google.com/leaf?id=0B28jqCIsUYQgNGM2YjA3Y2MtMmI5Mi00YWMyLWJhODctZDJmMDI2OGU3M2Ez&hl=en

Facilitating Collaborative Learning with Groups and Groupings
PEter RUTHVEN-STUART (Future University-Hakodate)

groupsとgroupingsの使い方。

Mobile Phone Applications for Moodle
Akio OHNISHI (株式会社Version 2) & Geordie MCGARTY


コース上携帯メールに一斉に送信できるシステム。携帯世代の学生とのやりとりには良いかも。

http://ver2.jp/moodle/
webswami

Closing Panel Discussion: The Future of Moodle (Moots) in Japan
moodleコミュニティー、オープンソースLMSの抱える問題:
  1. 中央組織が無い
  2. 中核プログラム開発への寄付の少なさ
  3. セキュリティー対策訓練の欠如
  4. 新機能の開発の遅さ
  5. カリキュラムや教育コンテンツの流通が殆ど無い
  6. Moodle.orgにアクセスをためらう(言語が英語なので)
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ということで長い移動時間をかけて参加した2日間のMoodle Mootが終了した。良くも悪くも発展途上の会合。moodleを使っている・使ってみたい人たちが1つの関心に基づいて、いろんな技術や機能の情報などを共有する。今回参加したメリットは、多くの使えそうな機能やソフトウェアなどの情報(や実物)をもらえたこと。もう少し大規模なmoodle関連の会を発足し、これらの情報を幅広く共有することができるようになった時、このmootの役目は終わるのかもしれない。というかmootの役目が終わらない限りはmoodleがメジャーなLMSとしての地位を獲得できない。個人的にはもう少し込み入った話というか、教育効果の検証について知りたかった。結局は多くの話に共通するのは「いかにmoodleを継続して学生に使わせるか」ということだったように思うので。

参加者の多くは英語母語話者、そして多くの人がコンピュータ(しかもMac)を使いながら発表を聞くというとてもユニークな会合でした。





2010年2月8日月曜日

入学試験業務終了!

 2月1日の月曜日から6日の土曜日まで際限なく続いた入試業務終了!最終日に鼻風邪ひいたけど,何とか回復傾向。そう言えば去年も入試業務最終日に鼻風邪ひいた気がする。。。大学人たちは頑張ってお仕事しています!受験生の皆様,是非うちへどうぞ!(笑:って受験生は見てないか,このブログ)

 今回の一般入試とは別に,うちの大学でもAO入試(別名秋の入試)が導入されているけれど,この入試形態には賛否両論がある。詳しくはWikipediaのエントリーに結構面白くまとめてあるので参照して欲しい。AOとはいわゆる日本で言う入学センター的なもので欧米の大学にあるAdmissions Officeの略。欧米では入試が楽だと思われているけれど,実際には基礎学力を確認するためのテストの受験やエッセイの提出などを求められることが多い。しかも入学してから卒業するまでに様々なハードルがある。けれども日本の大学では受験生の囲い込みや偏差値の維持,など目的がずれてきてしまっている。AO=入りやすい入試なのだ。大学教育の質を向上させるためには,AO入試を始めとした秋の入試形態を見直す必要があるのではないだろうか。これは何もAO入試を止めろということではないのだけど。

 話は変わり,2,3月の春休みは自己研鑽をするための絶好の時期なので頑張らねばいけないのです。とりあえず今週末は函館に行ってきます。函館朝市!いやいや,きちんと勉強してきます。