2011年4月1日金曜日

2010年度後期授業アンケート

後期末に行った授業アンケートの集計結果が返ってきた。2011年度も始まったことだし,ちょっと遅れたけどまとめておく。設問は各5点満点(A=5,B=4,C=3,D=1の加重平均)。

「e-learning英語II」履修者数43名(回答者数34名)
【授業の体系性】
設問平均4.6(科目別平均4.7,受講者数平均4.6)
【教授方法・講義内容】
設問平均4.7(科目別平均4.5,受講者数平均4.4)

【授業の体系性」については評価があまり芳しくなかった。原因としては「授業時間や授業回数はきちんと守られていましたか」の設問に対する評価が4.6(科目平均4.8,受講者数平均4.7)だったことに原因があるようだ。「e-learning英語」科目はTOEIC Bridgeの試験日以降の授業を前倒し補講しなければいけないのだけれど,その行い方(eラーニング中心)に問題があったんだろうか・・・。【教授方法・講義内容】に関しては,「教員の話し方や声の大きさは適切でしたか」が4.8,「学生の反応や理解度を見ながら授業が進められていましたか」が4.8をはじめとして,概ね良い評価をいただいた。「授業を通して新しい知識や理論,考え方がわかるようになりましたか」は4.5だった(科目別平均4.3,受講者数平均4.1)。平均に比べれば良いのだけれど,この設問に関してはもう少し高評価を得られるようにしたい。

【自由記述欄】
・「文法のことなど丁ねいに説明してくれたので長年もやもやしていたものが解決しました。ありがとうございました。」=そのような指導を心がけたつもりだったので、良かったです。
・「先生や学生アシスタントの先生がとても分かりやすく教えてくれたし、優しかったのでたのしかった。」=この科目には英語ピアを導入しているので,ピアをしてくれた子も喜んでくれていることでしょう。
・「e-ランはいらないです。力にならないです。」=そういう声も多いですね。eラーニングは使い方だとは思うのですが,このような声を真摯に受け止めて改善していきたいと思います(ということで「e-learning英語」という科目は無くなりました)。

「ゼミナールII」履修者数15名(回答者数15名)
【授業の体系性】
設問平均4.8(科目別平均4.8,受講者数平均4.8)
【教授内容・講義内容】
設問平均4.7(科目別平均4.6,受講者数平均4.6)

少人数のクラスということで,それなりの高評価をいただきました。特に【教授内容・講義内容】において,「教員の話し方や声の大きさは適切でしたか」,「教員は学生の質問などに適切に対応していましたか」,「学生の反応や理解度をみながら授業が進められていましたか」,「黒板・ホワイトボード・プロジェクタ等の使用は適切でしたか」については4.9だった。これらは平均よりも高いので,素直に嬉しい。一方,「学習に対する興味・関心を刺激する授業でしたか」,「授業の内容は理解できましたか」,「課題(発表、レポート、小テスト等)は、勉学を深める上で役立ちましたか」は4.5だった。平均とそんなに異ならないのだけれど,どちらかと言えばこれらの設問で高い評価を得られるようにならなければいけないと思う。

【自由記述欄】
・「発表後の先生の解説がとても分かりやすくて、理解が深まりました。先生のお話しはとても興味が湧きます。ポートフォリオなどで予習のポイントを載せて下さるなど、生徒のことを考えたサポートが嬉しいです。これからもよろしくお願いします。」=模範解答です!!!(笑)
・「適度に雑談もあり、楽しかった。」=過度じゃなくて良かった。
・「教室が暑い」/「教室が遠い」=僕の責任じゃないよ,それは。

「英語の諸相II」履修者数39名(回答者数30名)
【授業の体系性】
設問平均4.9(科目別平均4.8,受講者数平均4.7)
【教授内容・講義内容】
設問平均4.9(科目別平均4.6,受講者数平均4.5)

英語の教科書を使って行う授業なので,とても大変な授業はずなのだけれど,少人数であるせいか,意外と高評価をしていただきました。やはり大学生ということで,ある程度難しいものを丁寧に教えるという授業は,一部の学生には受け入れてもらえるのかもしれない。

【自由記述欄】
・「今まで学んだことのない分野だったので、新しい発見がたくさんある授業でした。先生が、難しい理論を分かりやすく例などを出して説明してくれたので理解することができました。」
・「先生の話の内容もおもしろく、テンポよく授業が進められていたので、1コマがあっという間に終わったように思えるくらい楽しかったです。また、ハンドアウトも理解に役立つ内容で助かりました。」
・「人が少ないので、1授業につき1回は必ず当たるのはドキドキでしたが、会話とか発言などの返し方とかの勉強にもなったり(誘われて断わる方法とか)して、楽しかったです。」=このような具体的な記述が多いのも,この授業の特徴。
・「教科書が説明が長いし分かりづらかったです。」=当然の反応だと思います。英語英文学科に入ったからにはこのレベルの教科書は読めるようになって欲しいとは思いますが。
・たまに授業が長引いて、バスに乗れない。」=うそー,そんなに長引いたこと無いはずだけど・・・。

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実はゼミナールIV(卒業年次生)でもアンケートをとったのだけど,【授業の体系性】,【授業内容・講義内容】ともに5.0という恐ろしい結果だったので,詳細については割愛します。まとめの代わりに卒業していったゼミ生たちが自由記述欄に残してくれたコメントを引用しておきます。

・「授業の雰囲気が最高に良かった。何でも気がねなく質問できる授業・環境づくりができていた。今までの大学の授業の中でもNo.1の授業で間違いないです。」
・「生徒の理解度に合わせて授業を進行してくださったところ。時折、冗談も折り混ぜながら引き込んでくれるお陰で楽しみながら、授業に参加することができたところ。」
・「どんな質問にも丁寧に答えてもらえました。例をたくさん出して授業がすすめられたので、分かりやすかったです。」
・「先生の解説が面白くて、興味を持って聞くことが出来ました。あと、発表者が毎回違うのも楽しかったです。自分の発表のときはプレゼンテーション能力が身に付いた気がします。」
・「先生\(^o^)/ 2年間ありがとうございました☆☆こんなゼミ生ですんません・・・・来年、気が向いたら遊びに行きます!」=気が向かなくても遊びに来なさい!
・「皆の意見を出しあって、楽しく授業できました。大澤先生のゼミをとってよかったです!!!」
・「先生がステキすぎて、震えた。」=君が震えているのを見たことが無いよ。
・「これから授業を受けられなくなるのがさみしいです。」
・「私語が多かった。」=活発な授業と私語が多い授業は表裏一体ですね。気をつけます。
・「2年間を通じて、その生徒のレベルに合わせて対応してくださったので、非常に助かりました。時に喝を入れながらも温かく見守ってくださって、居心地の良い空間を演出してくださいました。ありがとうございました。」
・「語用論て最初わからなかったけど、すごく興味深い内容と気付かされました。すごく楽しかったし、ゼミメンバーもステキでした!」
・「今までありがとうございました。先生のゼミでよかったです。」
・「2年間楽しかったですー!!大澤ゼミ最高!!ありがとうございました。」