2023年2月20日月曜日

iPadの画面を教室のプロジェクタに大きく映したい

 コロナの影響がで始める前から授業で利用するもの(電子化したテキスト・スライド・配布資料・映像・音声)の多くをiPadに入れて持ち運び、教室のプロジェクタやディスプレイに投影させるという授業スタイルだった。そしてコロナの影響でオンラインと対面授業を行き来するようになってからは、「次の日からいきなりオンライン授業になっても慌てない」をテーマに、すべての教材教具をiPadに入れて教室に持ち込むスタイルに移行した。こうすると、オンラインでも対面でも授業スタイルはほとんど変わらないので、授業をする側も受ける側もそれほど違和感なく授業を受けれると思ったのだ。

 一方で、いつの頃からか悩み始めたのはiPadをプロジェクタに投影させた時の画面サイズが小さいことだった(以前はちゃんと表示されていたのに...)。MacBookを持ち込んで投影させると問題ないのに、なぜかiPadの画面をスクリーンに投影させると左右に余白ができてしまい、サイズがちっちゃくなってしまう(写真1)。

写真1. 左右に余白ができてしまった画面



 サイズがちっちゃいということは学生からは見えにくいので、それであればMacBookを持ち込んでしまった方がいいんじゃないかと思うぐらい。だけどiOS 16とM1チップを搭載したiPadさえあれば一気にこの問題が解決することを今日発見した。ステージマネージャと外付けディスプレイについてはこのサイトも参照した。操作は簡単。iPadをプロジェクタに接続してステージマネージャ機能をオン(順番は関係ない)にするだけ。左右の余白がなくなり、スクリーンいっぱいにiPadの画面が投影される(写真2)。

写真2. ステージマネージャオン



 この状態では、プロジェクタのスクリーンが外部ディスプレイと同じ扱いになっているので、手元のiPadで開いたアプリは投影されないけれど、スクリーン側の画面でアプリを開くか、iPadで開いているアプリの画面をスクリーンに移動させれば、無事にスクリーンに表示される。Safariなどのアプリを開いてみるとその違いがよくわかる(写真3・4)。

写真3. スクリーンマネージャオフ



写真4. スクリーンマネージャオン



 ステージマネージャではなく今まで通りミラーリングしたい場合には、ステージマネージャをオフにするか、「設定」>「画面表示と明るさ」>「配置」>「画面をミラーリング」をオンにすれば良い。

 今までAppleシリコン搭載のiPadのメリットをあまり見出せていなかったけれど、今日で一気に愛着が湧いた。センターフレーム機能と組み合わせるとハイブリッド型授業も手軽にできるだろうから、2023年度の授業が始まったら試してみたい。

2023年2月15日水曜日

2022年3月に卒業したみなさんへ

 2022年3月に卒業したゼミ生のみなさん、卒業おめでとうございました。英語英文学科のゼミ生は原則1クラス15名以下なのですが、この学年は留学から帰ってきた学生もいたため、なんと20名。写真を見返すとやはり多い!

ゼミがスタートする3年次に新型コロナウイルスの影響が始まりました。通常3年次の前期に飲み会をして親睦を深めるのですが、それもできないまま前期のオンライン授業(ゼミ)が終了。僕自身ゼミをオンラインでやるなんて想像したこともなかったので途方に暮れましたが、みなさんも慣れないことだらけで大変だったことと思います。でも会ったことがないにもかかわらず、なぜかゼミとしてきちんと成立していた気がするのは僕の気のせいでしょうか。3年次後期になり対面でのゼミが復活しましたが、ゼミで行うポスター発表や卒業研究の中間発表などなど、実施方法にかなり苦慮したことを思い出します。ゼミ生から「ゼミで飲みに行きたいです」と言ってもらったこともありましたが、感染者の増減で社会の雰囲気が一変する状況の中では、ゼミの指導教員として飲み会を企画することができませんでした。

4年次になってもその状況は変わらず、結局この学年はコロナの影響で2年間のゼミの間、ゼミとして行った課外活動は0でした。その代わり何かしてあげたいという思いもあったので、オンライン雑談、登山企画(企画だけで実施できず)、大教室を貸し切っての500円買い出し企画(僕の500円貯金が原資)、などなどできる範囲でやったきたつもりです。最後の口頭発表も結局オンラインになってしまいましたが、3時間を超えるオンライン発表会も、みなさんは見事に成し遂げました。

20名いたにもかかわらず卒業研究論文の指導は思ったよりも大変ではありませんでした。それは何よりもみなさんの卒業研究への真摯な取り組みによるものだと思います。写真を見てもわかるように、ゼミの雰囲気も非常に良かったように思います。コロナ前(マスク時代前)からみなさんの顔を知っていることもあり、マスクはしていてもみなさんの笑顔がマスクの下から透けて見えていたような気がします。みなさんの笑顔には本当に救われました。ありがとう。

授業外で話をすると面白いだろうなあと思うキャラの人もたくさんいましたが、課外での活動を行うことができなかったことがとても残念です。集まれる人だけでも良いのでいつか飲み会を企画しないといけないですね。





2年遅れではありますが卒業おめでとうございました!

 例年、ゼミ生のみなさんが卒業してから1年以内メッセージを送っていたのですが、今回は気付いてみたらなぜか2年も経過してしまっていました。ちょっと驚き。

遅ればせながら2021年3月に卒業したゼミ生のみなさん、卒業おめでとうございました。ゼミは3年次から始まりますが、3年次のゼミは順調にスタートしました。真面目な人、おっとりしている人、ユーモアのある人、などなど大澤ゼミならではの個性ある学生が集まっていましたが、それぞれの個性がぶつかりあうことなく融合していて、教員としても何だか居心地の良いゼミ(空間)だったことを思い出します。ゼミ飲みは3年次に1回(?)しか開催できませんでしたが、4年生になって何回か一緒に飲みに行ければ楽しいだろうなあと感じていました。

そこから雰囲気が一変したのが2020年の春でした。新型コロナウイルスの影響が出始めて、2020年度前期授業のオンライン実施が決まりました。いきなりのオンライン授業、しかも就職活動も思い通りにいかない中で、本当に大変だったことと思います。旅行業界に就職を希望していたものの諦めたゼミ生もいました。すべてがわからずすべてが手探りでした。

4年次のゼミはオンラインで始まったものの居心地の良い空間のままでした(少なくとも僕にとっては)。オンラインということで学生の顔出しは強要していなかったため、ゼミ生の顔は見えず寂しい思いもしましたが、ゼミ生の元気そうな声、僕のしょうもないボケに対する優しいツッコミ、など小さなことに毎回救われていました。

後期になり対面での授業が再開できるようになり、4年次ゼミは当然のことながら対面実施にすることにしました。「オンラインでの参加も可」にしていたため、全員が集まらない回もたくさんありましたし、12月14日(月)からまたもやオンライン授業に逆戻りし、そのまま会えなくなってしまったので、いろいろと消化不良のまま終わってしまいましたが、何とか全員無事に卒業研究論文を提出できたことを嬉しくそして誇りに思っています。

卒業から2年が経ちましたが、みなさん元気に過ごしていますか?

みなさんが卒業した後の大学について書いておくと、2021年度は「100名以下の授業は原則対面」ということでスタートしましたが、キャンパスにいる学生はまだ少なく、感染者増加の時期には気苦労が絶えませんでした。マスクをしたままの生活、大学キャンパスでの集団ワクチン接種、授業は対面で行うもののそれ以外の課外行事はほぼすべてオンライン、などなど通常に戻ったとは言えない毎日が続きました。2022年度は「300名以下の授業は原則対面」になり、ほぼ通常通りのキャンパスの光景が戻りました。まだまだ制限は残っていますが、少しずつ日常を取り戻せている気がします。みなさんが卒業してから2年もかかりました...。

前年度には中止になった学位授与式も無事に実施されてみなさんに会えた日のことは今でも覚えています。ブログにはあげていませんが、ふさげたポーズで撮った写真も手元のたくさん残っています。今写真を見返すとマスクにも時代の変遷を感じますね(笑)。また会いましょう!