2014年3月10日月曜日

2013年度後期授業アンケート

 後期末に行った授業アンケートの集計結果が返ってきたので、まとめておきます。設問は各5点満点(A=5,B=4,C=3,D=1の加重平均)。ちなみに質問項目は2分類に分かれており、以下の通り。

【授業の体系性】
1.授業内容は授業計画と一致していましたか。
2.授業のねらいや学習目標は明解でしたか。                               
3.授業時間や授業回数はきちんと守られていましたか。            

【教授方法・講義内容】
1.教員の話し方や声の大きさは適切でしたか。    
2.教員は学生の質問などに適切に対応していましたか。    
3.学生の反応や理解度をみながら授業が進められていましたか。
4.学習に対する興味・関心を刺激する授業でしたか。               
5.授業の内容は理解できましたか。                                       
6.授業を通して新しい知識や理論、考え方が分かるようになりましたか。
7.教員は私語など受講マナー上の問題に対して適切に対処していましたか。
8.教材(テキスト、プリント、レジュメ、スライド、ビデオ等)は、授業内容を理解する上で役立ちましたか。
9.黒板・ホワイトボード・プロジェクタ等の使用は適切でしたか。
10.課題(発表、レポート、小テスト等)は、勉学を深める上で役立ちましたか。

「英語の諸相II」履修者数49名(回答者数40名)
【授業の体系性】 設問平均4.9(科目別平均4.8,受講者数平均4.8)
【教授方法・講義内容】 設問平均4.8(科目別平均4.7,受講者数平均4.7)

 この授業は意味論・語用論について講義形式で授業を進めます。テキストは洋書のYuleのPragmaticsを利用しています。理解補助プリントを毎週配布し実際の例も示しながら解説し、最後に映画を観て語用論的な視点から分析することを目指します。

【自由記述欄】
・学生が参加型の授業形態はよかった。
・難しいところもわかりやすく教えてくれるので、自分も、取り組みやすかった。
・たのしく学べたのでよかったです。ふだんの会話で何気なく使ったりしてることにも専門用語があっておもしろい。(←それを勉強できて)とってよかったです
・授業はおもしろかったけど、内容は難しいので、復習が大切だと思った。

【総括】
 この授業は、英語の文献をきちんと読み込んでもらいたいというねらいを持って行っています。ですが、テキストは難解であり、理解補助プリントもあるためか、最初の数週間で予習を止めてしまう学生が多数います。評価としては悪くはありませんでしたが、今後の課題として検討したいと思います。

「Reading & Writing II」履修者数34名(回答者数31名)
【授業の体系性】 設問平均5.0(科目別平均4.8,受講者数平均4.8)
【教授方法・講義内容】 設問平均4.9(科目別平均4.7,受講者数平均4.7)

 この授業はリーディングのインプットをもとに、パラグラフレベルの英作文を行ってもらうことをねらいとしています。できるだけ多くのライティング活動を取り入れたいので、テキストは敢えて簡単なものにしています。授業はCALL教室で行い、ほぼすべての活動はLMSであるMoodle上で行っています。

【自由記述欄】 
・生徒が質問したことについてこまかく分かるまで説明してくれていたこと(が良かった)。
・コーパス等の新しいサイトを知れたこと(が良かった)。
・話しかけやすくてノリもボケも対応して下さる先生に感謝です。楽しい授業ありがとうございました。
・パソコンで小テストをしていたところ。すぐに答えがわかるので、復習しやすかった。
・英語を勉強するのに役立つサイトの紹介。どのサイトも興味深かった。パワポが分かりやすかった。基礎的なことを確認出来た。
・具体的にエッセイでよくつかわれるフレーズや書き方などが勉強できたところ。
・moodleを使って楽しく授業ができたところ。他の学生や先生と交流ができたところもよかった。センターモニターでの解説がとても分かりやすく、おもしろかったです。

【総括】 
 テキストが簡単なためか、「授業を通して新しい知識や理論、考え方が分かるようになりましたか」に対する評価があまりよくありませんでした(4.7(科目別平均4.6, 受講者数別平均4.6))。CALL教室というのは授業運営がなかなか難しいので、来年度は(1)参加度をより高める、(2)ライティング力の向上を目指す(実感してもらう)ことを目標としたいと思います。

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