2014年10月2日木曜日
学会参加記録2014〜夏の想い出〜
2014年9月20日土曜日
研究会における源泉徴収のしかた
*記載してある情報は2014年9月20日現在の情報です。
以下、まとめです。
- できれば個人で研究会を主催する
- 講師を丸め込んで、謝金なし、旅費・宿泊費の支給で許してもらう(その際、運営側が交通機関および宿泊先に直接支払うこと)
- それがダメで複数人で主催する場合は代表者が「給与支払事務所等の開設届」を所轄の税務署に提出する(その際、納付書をもらうのを忘れずに)
- アルバイトを雇わなくて済むのであればその方が手続きは楽
- 源泉徴収額を計算し、講師に謝金を手渡す
- 研究会開催翌月10日までに源泉徴収分を振り込む
2014年9月19日金曜日
2014年度前期授業アンケート
【授業の体系性】
1.授業内容は授業計画と一致していましたか。
2.授業のねらいや学習目標は明解でしたか。
3.授業時間や授業回数はきちんと守られていましたか。
【教授方法・講義内容】
1.教員の話し方や声の大きさは適切でしたか。
2.教員は学生の質問などに適切に対応していましたか。
3.学生の反応や理解度をみながら授業が進められていましたか。
4.学習に対する興味・関心を刺激する授業でしたか。
5.授業の内容は理解できましたか。
6.授業を通して新しい知識や理論、考え方が分かるようになりましたか。
7.教員は私語など受講マナー上の問題に対して適切に対処していましたか。
8.教材(テキスト、プリント、レジュメ、スライド、ビデオ等)は、授業内容を理解する上で役立ちましたか。
9.黒板・ホワイトボード・プロジェクタ等の使用は適切でしたか。
10.課題(発表、レポート、小テスト等)は、勉学を深める上で役立ちましたか。
・雑誌の表紙やマックのCMなど、学生が興味をもてる内容だった。ノートに書くのが遅くても、Moodleで読めて良かった。
・activity やdiscussionがあるところです。発表する場があるのも良いところだと思います。
・受講マナーに対する注意の仕方が優しいのですが、厳しさがあって、守ろうという意識が高まりました。
・先生の爽やかな笑顔!(5・7・5)「先生の毒舌スマイル眠気覚ます(字余り)」
・パワーポイントのデザインによって、見にくいものがあった。(文字が小さい、色が見にくい)。
・プロジェクターは分かりやすいですが、ノートに写すべきところをもっと明確に指示して、写す時間を多くしてほしいです。
・文学を専攻していますが、しっかり話を聞くと言語の話もとてもおもしろかったです。
今年度から教室を変更したのですが、その影響からか文字が見えにくいという声が複数ありました。またスライドを眺めるだけでは授業のポイントがわかりにくいという点については、改善の余地があると思うので、2015年度の課題としたいと思います。
・英語の1分間スピーチが普段したことがなく、良い経験になった。
・英語から離れていた生活だったので、授業で受けて英語が生活に戻ってきた気がしました。スピーチたのしかったです。
・フォニックスの授業がとても印象的でした。
・映像教材をたくさん使った授業だったので視覚だけではなく、聴覚でも学ぶことができた。
・先生がおもしろい。映画から音楽まで英語の授業に取り入れ親しみやすい。スピーチ発表まで充分な準備間がある。
・実際の教育現場でどするのかもっと触れてもよかった。
・テストが多い
2014年4月3日木曜日
2014年度のはじまり
いよいよ新年度が始まりました。2013年度は学内業務に加えて、学会出張にも積極的に行ったので、なかなか忙しい1年でした。自分の中ではまだ2014年年明け早々の気分なのですが…。早過ぎる!
春期休暇中の2月、3月は例年通りの忙しさで、2月前半は入試業務、そして後半からは出張三昧で、沖縄、名古屋、東京、名古屋、京都、北海道と日本全国を飛び回りました。またシンポジウムの企画・実施、課外講座×3の企画・実施、入学準備学習の企画・実施、と学内でもいろいろな業務にかかわりました。
そして4月。いよいよ新年度の始まりです。まだあどけない顔立ちと服装の新入生(数ヶ月で化けますが)がキャンパスで所在無さげに立ち尽くしているのを見るのは何だか微笑ましいものです(そんな学生たちが居場所を求めてアルバイト三昧に走らないことを心より願います)。大学生活は自由な時間がたくさんあるからこそ良いのだと思います。その時間を利用していろいろ考えて、その自由な時間を上手に埋めていきましょう。
話は変わりますが...
春期期間中、イギリス在外研究時代にお世話になった方のお母さんが来日されたので、お会いしてきました。彼女は86歳になるのですが、現在クイーン・エリザベス号に乗って世界一周クルーズをしているのです!彼女の足は覚束ないものの、心は相変わらずはつらつとしており、興味津々でいろいろと私に質問を投げかけてきました。そして最後に一言。「クルーズではいろんな人に出会っていろんな人の話を聞けるのよ。面白いから来年のクルーズにも申し込んだわ。」来年は87歳…。是非とも再会してまた彼女から元気をもらいたいと思う出会いでした。
2014年3月30日日曜日
スマホの活用
以上のような理由から現時点では講義やスキル科目などすべてにおいてスマホを禁止しているけど、こういった新しい技術を活用した授業は大きな可能性を秘めていると思うので、いつかはスマホ触り放題で面白い授業ができないかなあと思案中です。
2014年3月28日金曜日
卒業式
2014年3月10日月曜日
2013年度後期授業アンケート
【授業の体系性】
1.授業内容は授業計画と一致していましたか。
2.授業のねらいや学習目標は明解でしたか。
3.授業時間や授業回数はきちんと守られていましたか。
【教授方法・講義内容】
1.教員の話し方や声の大きさは適切でしたか。
2.教員は学生の質問などに適切に対応していましたか。
3.学生の反応や理解度をみながら授業が進められていましたか。
4.学習に対する興味・関心を刺激する授業でしたか。
5.授業の内容は理解できましたか。
6.授業を通して新しい知識や理論、考え方が分かるようになりましたか。
7.教員は私語など受講マナー上の問題に対して適切に対処していましたか。
8.教材(テキスト、プリント、レジュメ、スライド、ビデオ等)は、授業内容を理解する上で役立ちましたか。
9.黒板・ホワイトボード・プロジェクタ等の使用は適切でしたか。
10.課題(発表、レポート、小テスト等)は、勉学を深める上で役立ちましたか。
「英語の諸相II」履修者数49名(回答者数40名)
【教授方法・講義内容】 設問平均4.8(科目別平均4.7,受講者数平均4.7)
この授業は意味論・語用論について講義形式で授業を進めます。テキストは洋書のYuleのPragmaticsを利用しています。理解補助プリントを毎週配布し実際の例も示しながら解説し、最後に映画を観て語用論的な視点から分析することを目指します。
【自由記述欄】
・学生が参加型の授業形態はよかった。
・難しいところもわかりやすく教えてくれるので、自分も、取り組みやすかった。
・たのしく学べたのでよかったです。ふだんの会話で何気なく使ったりしてることにも専門用語があっておもしろい。(←それを勉強できて)とってよかったです
・授業はおもしろかったけど、内容は難しいので、復習が大切だと思った。
この授業は、英語の文献をきちんと読み込んでもらいたいというねらいを持って行っています。ですが、テキストは難解であり、理解補助プリントもあるためか、最初の数週間で予習を止めてしまう学生が多数います。評価としては悪くはありませんでしたが、今後の課題として検討したいと思います。
「Reading & Writing II」履修者数34名(回答者数31名)
【授業の体系性】 設問平均5.0(科目別平均4.8,受講者数平均4.8)
【教授方法・講義内容】 設問平均4.9(科目別平均4.7,受講者数平均4.7)
この授業はリーディングのインプットをもとに、パラグラフレベルの英作文を行ってもらうことをねらいとしています。できるだけ多くのライティング活動を取り入れたいので、テキストは敢えて簡単なものにしています。授業はCALL教室で行い、ほぼすべての活動はLMSであるMoodle上で行っています。
・生徒が質問したことについてこまかく分かるまで説明してくれていたこと(が良かった)。
【総括】
2014年2月24日月曜日
Moodle Moot Japan 2014
「Moodleを活用して英語の授業を構築してみよう!」(共同発表)
『Moodle事始めマニュアル』で実践報告を執筆してくれた方達に依頼して、英語授業における実践を紹介しました。Moodleだからできるという実践ではないのですが、LMSを使うコツを紹介できたのではないかと思います。興味を持ってくれた聴衆も多かったようで、発表途中に写真を撮っている方が数多くいらっしゃったのが印象的でした。
「eポートフォリオモジュール「柿右衛門」の開発」(共同発表)
広島修道大学では2010年度よりMaharaを試験的に導入していますが、なかなかユーザ数が増えません。そこで発想を変えて、現在全学導入しているMoodle上に同様の機能を実現したら良いのではないかと思いつきました。発表ではその開発経緯および機能について紹介しました。
追記:本学のプロジェクトで開発したMoodleの小テスト作成ツール「e問つく朗」が2013年度ベスト・ムードル・イノベーション賞の佳作賞を受賞しました!
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毎年のように思うのですが、Moodle MootはMoodleに興味を持っている人たちは是非参加するべきだと思います(会費が1万円と高くなってしまいましたが)。ただ今後の方向性として教育実践や研究も含めた方向に進むそうなので、そうなるとMoodleに限定してしまっている点が足枷になるのではないかと感じています。「Moodle無料!→Moodleすごい!」位で留まれば良いのですが、「Moodle無料!→Moodleすごい!→Moodleでいろいろやる!→無理があるけどMoodleでいろいろやっちゃうよ!」までいってしまうと教員も学生も不幸なので。
全く関係ないのですが、暖かいと聞いていた沖縄は小雨まじりで風の強い毎日だったのでとても肌寒く感じました。写真はあまり撮っていないのですが、ここから。
LMS Symposium@Hiroshima Shudo University
2014年2月15日、広島修道大学においてLMS*シンポジウムを開催しました。テーマは「eラーニングは教育を変えるか?-LMSとその効果の測定」で大げさなものではありましたが、本当に言いたかったのは「Moodleをはじめとしたeラーニングシステムは万能ではない。きちんと実践しその効果(前田先生のことばを借りれば成果)を測定した上で、長所や短所を冷静に考える必要がある」というものでした。当日は県内外から約50名もの方にお越し頂きました。ありがとうございました。
当日は運営にかかわっていたものでドタバタで、記憶が曖昧です。twitterを利用している方は#lmsshudoをご覧いただくとして、以下簡単に備忘録ではありますがお許しください。
(*ちなみにLMSとして主に本学でも採用しているMoodleを取り上げましたが、それ以外のLMSを活用した取り組みの報告もありました)
特別講演
前田 啓朗(広島大学)
「学習の成果を測定するということ」
60分間という短い時間の中で、評価やテストについて概観していただきました。有益な情報が多かったのですが、その中でも特に適正処遇交互作用(ATI)の説明の時に言われた「すべての人にとって最も効果的な教え方は果たしてあり得るのだろうか」という問いかけは誰もが心に留めておくべきことだと感じました。
基調講演
山川 修(福井県立大学)
「学習を可視化するツールとしてのeラーニング」
Preziを使った講演でした。LMSやeポートフォリオ、SNSを包括する概念としてのCLE (Collaboration and Learning Environment)について説明され、ビッグデータ、そしてLearning Analyticsへの期待を示されました。実際にご自身が行われた実践の紹介もしていただきました。
実践報告
浦野 研(北海学園大学)
「目的に応じたLMSプラットフォームの選択と利用: 何ができるかではなく何をすべきかを考える」
浦野先生はよく第2言語習得研究の観点から「インプットを増やす(そしてアウトプットも増やしたい)」と主張されていますが、この点を意識して行っている実践を報告して頂きました。報告の中ではLMSに踊らされるのではなく、適切な場面でLMSを使うことの重要性を主張されました。また先生が実際に使われているGlexaの紹介もありました。
実践報告
住 政二郎(流通科学大学)
「Moodleを活用した英語学習支援:プレイスメント・テストから到達度テストまで」
有料のいわゆる標準的なテストを使うのではなく、入学試験の過去問題などの資源を活用することで、テストを効率的に行った事例の報告でした。Moodle上でプレイスメント・テストの実施およびクラス分けまで自動化できるプラグインを開発してもらったそうです。言語テスト理論に裏付けされた緻密な取り組みが印象的でした(そして住先生がこの取り組みに費やしたであろう多くの時間も)。
大西 昭夫(VeRSION2)
「LMSの内側を見てみる」
様々な学会で研究報告もされている大西さんですが、今回は開発者としての視点からLMSの課題について説明して頂きました。これからMoodleをインストールしてみようと考えている人にとって、とても有益な情報だったと思います。
広島修道大学重点領域研究メンバー
大澤 真也、中西 大輔、竹井 光子、矢田部 順二、岡田 あずさ、脇谷 直子、記谷 康之
「広島修道大学におけるMoodle活用の試み」
そして最後に、本学研究メンバーで行ってきた取り組みの紹介そして今年度はじめて行った「成績とアクセスログ」を分析した結果について報告しました。当然のことではありますが、LMS上で何をやるかによってアクセスログは変化します。だからこそ実践に重きを置きたい場合には、このようなデータの分析に一喜一憂するのではなくて、将来的な実践に活かせるような方向に持っていきたいものです。
ということで準備期間も含め長くも楽しい1日が終わりました。LMSはまず導入するのが1つ目の壁です。そして使いこなすようになるまでが2つ目の壁です。この壁を乗り越えればかなり楽になるのですが、落とし穴として「LMS万歳!」 になってしまう場合があります。LMSにはできることとできないことがあります。Chalk & Talkということばもあるように、通常の教室で対面授業をやったって何も悪くない訳です。だからこそ、実践を積み重ねていきつつ、LMSの効果(成果)についてきちんと考えていく必要があるのでしょうね。個人的な感想としては忙しくはありましたが、楽し過ぎる1日でした。1日が終わって家に帰る夜道、「ああ、楽し過ぎる」と1人でつぶやいてしまう程に…。