2008年8月5日から8日にかけて福岡でWORLD CALL 2008が開催され,内外から数多くの研究者が集まった。発表はしなかったのだけれど,その中の気になったものを幾つか覚え書き。
その1:
Ching-Fen Chang. Writing through CMC modes: Three case studies of integrating CMC in EFL writing courses.
気になる参考文献
Abrams, 2005 / Bloch, 2004 / Garrison, Anderson & Archer, 2001
CMC feature
Baron, 1998 / Crystal, 2001 / Davis & Brener, 1997 / Kern, 2006 / Murray, 2000
Sotillo, 2000 / Biber, 1998 / Warshauer
内容
3つの事例研究。オンラインにおけるpro / conの議論。CMCは適切なジャンルの意識を高める、CMCと対面式の組み合わせはpeer revisionはholisticなフィードバックを与えることができる。
その2:
Sylvie Thouesny & Francoise Blin. Modeling language learners’ knowledge state: What are language students’ free written productions telling us?
Mistakesなのかerrorなのか
その3:
Kunitaro, Mizuno & Reina Wakabayashi. The effect of online peer feedback on EFL writing: Focusing on Japanese university students.
変更してTOEFLのための指導。前半はTOEFLのライティングにおける高得点を取れるための特徴をまとめる。後半は実際のライティングの練習。点数が上がったことは注目に値するが、peer feedbackの効果なのかどうかは不明。Meta-knowledgeの効果なのではないか。
アンケートをオンライン上でするために有効なもの
Survey Monkey
その4:
Robert, J. Fouser, Shiina Kikuko, Yamanoue, Takashi & Yamanoue Takashi. Metacognitively enhanced writing courseware: “Kagoshima Academic Writing Space”
何がメタ認知なのか、またライティングの質が向上したことをどう評価するのか。疑問が残る。
気になる参考文献:
Lin & Hansen, 2002 / Little, Holec / Breuch, 2004 / Lin & Sadler, 2003
まとめ
いつもこの系統の学会に参加して思うのは,教育効果についてあまり厳密に検討していない発表が多いことである。但し新たなテクノロジーについては多くの知識を得ることができる。だから発表よりも業者のブースを回っていることが多かったりする。
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