2009年10月5日月曜日

ググれ

英語表現:“Google it.”「インターネットで調べてみれば」

 日本語でも「ググる」。“Yahoo it!”とか「ヤフる」とかは言わない。残念Yahoo(残念なのに楽しそうな響きなのがまた残念)。インターネットが当たり前のように普及して、わざわざ図書館に行って本を探すよりも机の前に座ってググった方が早い。そうすると今までは情報理解力が大事だったのが、星の数ほどある情報の中から重要なものを探す情報検索力が必要になる。ググれば即座に分かるようなことを聞いてくる学生には「ググりんさい」と言いたいが、おそらく情報の検索力をまだ身に付けてないのだろう。
 但し、過度に情報検索する技術だけを身につけると思考が退化してしまう。調べものをしていて本を借りて、返却期限があるから必死にコピーをして記憶して。。。なんて作業をインターネット上でする必要はない。必要な情報をググって必要に応じてブックマークして後で見返せば良いだけの話。携帯電話が普及し始めた頃、電話番号を覚えなくなるし脳が退化するんじゃないか、なんて多くの人が言っていたけれど、確かに今や人の電話番号、いや自分のメールアドレスさえ覚えることのできない人が増えてきた。かく言う自分も文章を書くのはほぼ100%ワープロ上のため、板書をするときに漢字、そして送り仮名が年々怪しくなってきている。年齢のせいもあるけど。
 思考は人との対話を通して深まる。知っていると思い込んでいることを相手に分かりやすく話す。相手の話を非言語情報などをふまえて全神経を集中させて理解しようとする。こんな当然のことを今だからこそやらないといけないのではないだろうか。手に入れた情報を自分の力で深化させる「情報発展力」、そして相手に効果的に伝える「情報コミュニケーション力」。ぜひ身につけたいものです。特に言語を勉強している人は単語がわからないからググる、電子辞書とにらめっこする、なんてことを安易にしないようにしましょうね。

 そう言えば何かの調査によると、無くして困るものは1位:携帯電話、2位:財布らしい。財布よりも無くして困る携帯って。。。今年大学で流行らせたいゲーム。

ゲーム名:“Find me”「私を見つけて」
1)事前に知り合いに「私は1週間携帯電話を携帯しません、探してね」と一斉送信する。
2)何があっても携帯電話に触らない。
3)キャンパス内で自分の友達を見つけたら3点、見つけられたらマイナス1点。携帯電話に触ってしまったらマイナス100点。
4)一週間ごとに役割を交代し点数を競い合う。
5)誰にも見つけられなかったら“Not Found”というメールを一斉送信する。

どう?こんなゲーム?一昔前だったら何の面白みも無かっただろうけど、今やったら面白いと思うけどなぁ。でも1日携帯電話を触らないと禁断症状で手が震える人とかいたりして。

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